太刀〈銘光世作(名物大典太)/〉
たち〈めいみつよさく(めいぶつおおでんた)〉
工芸品 / 平安
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光世
- 東京都
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平安
- 鎬造、丸棟、重ね薄く、身幅広く、鋒猪首、腰反高く踏ん張りがある。鍛板目柾がかり肌立ちごろこに白けごころがある。刃文小湾調の細直刃、ほつれかかり金筋入り、物打上二重刃ごころとなり小沸つく。帽子小丸、彫物表裏に幅広く浅い棒樋を巧みに搔き流し、表に添樋を搔き流す。茎生ぶ、先浅い栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔二。
- 身長66.0 反2,7 (㎝)
- 1口
- 東京都目黒区駒場4-3-55
- 重文指定年月日:19560628
国宝指定年月日:19570219
登録年月日:
- 公益財団法人前田育徳会
- 国宝・重要文化財(美術品)
初代三池典太の有銘完存の作はほとんど現存していない。本太刀は、室町時代以来、天下五剣の一つに挙げられ、享保名物牒に所載される。豊臣秀吉から前田家に移り、以来同家において第一の宝刀として伝えられた。