結城紬 ゆうきつむぎ

工芸技術 染織

  • 指定年月日:19560424
  • 重要無形文化財

結城紬【ゆうきつむぎ】は中世に常陸【ひたち】紬とも称されて古来よりの特産品として知られている。慶長年間、その生産が指導奨勤され農家の副業として隆盛に向かい、今日なお生産を続けている。
 茨城県結城市や栃木県絹村を中心として紬製作の本来の手法が守られており伝統的な手工芸の良い特質のものを今なお生産しているまれな例といえるであろう。ただし染【そめ】のみは近代の趣味をとり入れている。紬は、繭【まゆ】をとる地方ではどこでも自家用の着物として織られていたが、そのなかで結城紬は特産品として発展したもので、わが国の紬の代表的存在である。

結城紬

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