絵画 / 室町
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雪村
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室町
- 一双
- 重文指定年月日:19740608
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 公益財団法人荏原畠山記念文化財団
- 国宝・重要文化財(美術品)
雪村【せつそん】は室町時代末期に、関東、東北地方を中心として活躍した画人である。本屏風は、図中の款記により雪村七十一歳の作になることがわかるが、おそらく三春【みはる】隠棲後、晩年の作品とみられる。雪村は雪舟に私淑しながらも画については一家言あり、それを「説門弟資」に書きとめている。用筆・用墨などを説き、最後に山水人物を生涯の骨目として修行すべきこととしているが、本屏風の竹林七賢の奇矯な表現、力強い筆法にはその面目躍如たるものがある。