金装花押散兵庫鎖太刀〈中身無銘/貞治四年の年記がある〉 きんそうかおうちらしひょうごぐさりたち〈なかみむめい/じょうじよねんのねんきがある〉

工芸品 / 南北朝

  • 南北朝 / 1365
  • 柄鞘 銀鑢地鍍金、板金包み。
    総金具 冑金、縁、猿手、口金、足金物、責金、石突 銀鑢地鍍金
    猿手座金、指目貫、責金の柏葉、五山桐紋客彫、銀地鍍金。
    足金具銀線で鎖を籠状に編み動かない。
    柄表裏三個ずつ、鞘表裏七個ずつ、花押墨書がある。
    鐔木瓜形鉄に銀着、鑢地鍍金、表裏に二か所ずつ花押墨書がある。
    鎺銀台鍍金。
  • 総長122.4  鞘長97.3  柄長27.9  (㎝)
  • 1口
  • 重文指定年月日:19560628
    国宝指定年月日:19560628
    登録年月日:
  • 春日大社
  • 国宝・重要文化財(美術品)

柄、鞘共に鈩鑢地の鍍金板で包んだ特殊な兵庫鎖太刀で、わずかに桐紋の装飾金具を用いている。墨書の花押は足利一門の誰人かと思われる。社伝には足利義満奉納と称せられているが、未だ明らかでない。

金装花押散兵庫鎖太刀〈中身無銘/貞治四年の年記がある〉

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