嵌珠金銀錯斜格子文壺 がんしゅきんぎんさくしゃこうしもんこ

考古資料 / 戦国時代

  • 東京都
  • 戦国
  • 1箇
  • 東京都文京区目白台1-1-1
  • 重文指定年月日:19700525
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 国宝・重要文化財(美術品)

 肩に獣銜鐶のある長頸壺で、身は四つの横帯で三段に分けている。この横帯には金着せの円い鋲を散らし、その間に渦文を金象嵌してある。各段には帯状の斜格子を施し、帯の交叉するところには前記同様の金鋲を置き、その間には渦文を銀象嵌してある。帯で区切られた内側の方形や三角形の部分は一段盛り上げ、ガラス板がはめてある。このガラス板には目を、さらにその中に小さい目を入れるなど技巧は細緻をきわめている。しかも器体に劣らず華麗である。
 本器は河南省洛陽金村の古墓から出土したと伝えるもので、中国戦国時の技巧を駆使した遺品として貴重である。

嵌珠金銀錯斜格子文壺 がんしゅきんぎんさくしゃこうしもんこ

ページトップへ