金沃懸地平文太刀(石突欠)
きんいかけじひょうもんたち
工芸品 / 平安
- 奈良県
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平安
- 鞘は金沃懸地に鶴松銀平文。総金具は金銅(石突は欠失)。柄は白鮫着せ、刃方と棟方に覆輪をかけ、花形透彫の目釘を打ち、俵鋲を二個ずつ四双飾り、冑金を兵庫鎖で結ぶ。
鍔は木瓜形、四方に猪目を透かし、覆輪をかける。
- 総長103.0 柄長19.4 鞘長83.3 (cm)
- 1口
- 奈良県奈良市登大路50
- 重文指定年月日:19550202
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 談山神社
- 国宝・重要文化財(美術品)
一部金具や帯取の欠失があるものの、現存する数少ない平安時代の太刀であり、優れた製作で貴重である。また、金地に平文があるものも極めて希であり、漆工芸の貴重な資料でもある。