歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 奈良
五月一日光明皇后願経の1巻。光明皇后が亡父藤原不比等と亡母橘三千代の追善のため発願、書写せしめた一切経で、天平勝宝年間(749~757)に至って完成した。各巻の末に発願の趣旨を示す天平十二年(740)五月一日の願文が書き加えられ、中に天平勝宝年間の重跋を付した巻もある。天平期写経の代表的遺品。
仏説長者子制経(光明皇后御願経・五月一日経)
虚空孕菩薩経巻下(光明皇后御願経・五月一日経)
大威徳陀羅尼経巻第十五(光明皇后御願経・五月一日経)