藤原為家自筆譲状(四通) ふじわらのためいえじひつゆずりじょう

歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉

  • 藤原為家
  • 京都府
  • 鎌倉
  • 1巻
  • 京都府京都市上京区今出川烏丸東入玄武町599
  • 重文指定年月日:19830606
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 公益財団法人冷泉家時雨亭文庫
  • 国宝・重要文化財(美術品)

藤原定家の嫡男として俊成以来の歌学を継承した藤原為家(一一九七~一二七五)が文永五年(一二六八)、七十一歳から同十一年、七十七歳までの間に書き記した自筆の譲状四通である。為家は後妻の阿仏尼との間に為相が誕生すると、嫡子為氏に与えていた播磨国細川庄、越部庄、伊勢国小阿射賀御厨などの所領・所職を悔返【くいかえ】して、相伝の文書とともに阿仏尼・為相母子に譲与したが、この四通の譲状はその旨を記したもので、あわせて没後の供養のことなどを遺言している。冷泉家の成立の根本を示す文書であり、また阿仏尼の『十六夜【いざよい】日記』の成立の背景をも示している。

藤原為家自筆譲状(四通)

ページトップへ