法隆寺中門 ほうりゅうじちゅうもん

建造物 宗教建築 / 飛鳥

  • 奈良県
  • 飛鳥 / 593-709
  • 四間二戸二重門、梁間三間、入母屋造、本瓦葺
  • 1棟
  • 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内
  • 重文指定年月日:18971228
    国宝指定年月日:19510609
  • 法隆寺
  • 国宝

 法隆寺の南大門を入ると正面にみえる二重門が中門で、左右には廻廊が連なり、廻廊内には右に金堂、左に五重塔がそびえる。これらはいずれも木造としては世界最古の現存建造物であり、法隆寺西院伽藍ならではの景観を呈する。
 中門は初重・二重とも、正面を四間、側面を三間に分かつ特殊な平面をもつ。太くて胴張りのある柱、雲斗雲肘木によって構成される組物、高欄の卍崩しの組子、人字形割束など、飛鳥建築の特徴とされるものによる構成が力強く、美しい。

法隆寺中門

ページトップへ