銀製花鳥文花盛器 ぎんせいかちょうもんはなもりき

工芸品 金工 / 明治

  • 小林時計店美術部
  • こばやしとけいてんびじゅつぶ
  • 明治時代
  • 銀製 
  • 高7.7cm 径35.2cm 最大径54.0cm
  • 1口
  • 佐賀県佐賀市松原2丁目5-22
  • 公益財団法人鍋島報效会

堂々たる形状の銀製花盛器。曲線的な把手や足には菊の葉をあしらい、胴部中央には菊花に鷹を、下方には満開の桜花を貼り付ける。さらに細部を見ていくと、頸部の銃、中央のサーベルやリボン、足元にあしらわれたラッパなどのモチーフがこの花盛器を特徴付けている。これは久邇宮朝彦親王の第八王子、朝香宮鳩彦王と明治天皇の第八皇女、允子内親王の結婚祝いとして明治43年(1910)5月に陸軍高等官一同から献上されたもの。鳩彦王は、この当時陸軍歩兵少尉を務めており、陸軍からの贈り物にふさわしい意匠であることが分かる。鳩彦・允子両殿下の第一王女紀久子は昭和6年に侯爵鍋島直映嗣子直泰へ降嫁している。

銀製花鳥文花盛器 ぎんせいかちょうもんはなもりき

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