刀〈銘備前国長船住左衛門尉藤原朝臣則光/於作州鷹取庄黒坂造/鷹取勘解由左衛門藤原朝臣泰佐打ス/長禄三年己卯十二月十三日〉
かたな〈めいびぜんのくにおさふねのじゅうさえもんのじょうふじわらのあそんのりみつ/さくしゅうたかとりのしょうくろさかにおいてつくる/たかとりかげゆさえもんふじわらあそん〉
工芸品 / 室町
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備前国長船住左衛門尉藤原朝臣則光
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室町 / 1459
- 鎬造、庵棟、先反りごころ、中鋒。鍛小板目肌よく約み、地沸細かにつく。刃文互の目に小のたれ交じり、匂口締まりごころに冴え、小足、葉頻りに入る。帽子乱込み小丸。彫り物表裏に棒樋に添樋。丸留、下に梵字、護摩箸を掻通す。茎生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔二。
- 身長 68.1弱 反2.0 元幅2.7 先幅2.0 (㎝)
- 1口
- 重文指定年月日:19580208
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 個人
- 国宝・重要文化財(美術品)
備前国長船住左衛門尉則光が、美作国鷹取庄に召されて、鷹取勘解由左衛門尉泰佐のために打ったもので、やや細身ながら地刃の出来優れ、同作中の白眉である。備前物の中でも代表的であり、資料的価値も高い。