工芸品 / 奈良
やや丈長の優美な姿で、笠形は高めである。上帯は鋸歯文帯、下帯は唐草文を陽鋳し、撞座は竜頭の位置と直角の方向に古式であり、その中心の高さは身高の約三分の一に位する。これらの形式は奈良の特色が強い。草の間に天慶七年の後刻銘がある。大峯山頂の大峯山寺本堂内に懸吊されているものである。
梵鐘