絹本墨画山水図〈張瑞図筆/崇禎四年の年記がある〉 けんぽんぼくがさんすいず

絵画 / 

  • 張瑞図
  • 東京都
  • 1幅
  • 東京都世田谷区岡本2-23-1
  • 重文指定年月日:19730606
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 公益財団法人静嘉堂
  • 国宝・重要文化財(美術品)

張瑞図【ちょうずいと】は福建省晋江県の人で、字を長公といい、二水、白毫菴と号した。書画ともにすぐれていたが、特に明末の文人画家としては強い個性を発揮した画家である。本図にみられるような特異な岩の形やその構成にも張瑞図独自の特色がうかがえ、明時代末山水画の新しさを認め得よう。彼の山水画は江戸時代に数多く舶載、賞玩されており、わが国の南画に影響を与えている点が少なくないが、本図は彼の代表作の一つとして推されうるものである。

絹本墨画山水図〈張瑞図筆/崇禎四年の年記がある〉

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