金地院庭園 こんちいんていえん

名勝

  • 京都府
  • 京都市左京区南禅寺福地町
  • 指定年月日:19430219
    管理団体名:
  • 史跡名勝天然記念物

江戸時代初期の作にして小堀政一の干預するところと傳ふ。
方丈の南庭をなし前面に白砂を敷き鶴島及び亀島を置く。両島の中間に禮拜石風の平石を配し庭後に数箇の立石を中心とする一群の石組あり。松、杉、扁柏、椎、躑躅等の樹林は背景をなす。東部に辨財天祠の庭園あり、西部に開山堂の庭園ありて共に方丈庭園に連る。
方丈庭園としては少しく特殊なる風格を有し、よく古態を保存するものなり。
江戸時代初期の作庭で、小堀政一が関与したといわれる。
方丈の南庭であって、前面を白砂とし左に鶴島右に亀島を置き、その間に玉砂利を敷いて平石を伏せ、その奥に一連の岩組を配し、植込をもって背後を遮る。
独特の風格を有する方丈庭園として他に類例を見ない。

金地院庭園

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