S48-05-133桜井茶臼山古墳.txt: 大和平野の南東部、鳥見山の北麓にひろがる丘陵の末端にある南向きの前方後円墳。墳丘は、全長約207メートル、後円部径約110メートル、同高さ約19メートル、前方部幅約61メートル、同高さ14メートルをはかる。3段築成の墳丘には葺石が確認されている。後円部には、竪穴式石室があり、発掘調査によって、多様な副葬品が発見されている。この桜井茶臼古墳は、古墳時代前期の前方後円墳のもっとも典型的なものの一つといえるもので、その立地をあわせて、日本古代史を考えるうえで逸することのできないものである。