後柏原天皇宸翰御消息〈はく少将宛/〉 ごかしわばらてんのうしんかんごしょうそく

歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 室町

  • 後柏原天皇
  • 室町
  • 1巻
  • 重文指定年月日:19800606
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 花岳寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

本紙、礼紙に亙り、稠密に散し書きされた女房奉書で、御書風よりみて後柏原天皇の宸翰御消息と認められ、永正四~六年(一五〇七~〇九)頃、神祇伯忠富王の継嗣左少将白川雅業に充てられたものである。内容は、天皇が雅業の出家遁世の志を戒め、神祇伯家を継承し、朝廷のため、また老親のため奉公すべき旨をさとされたもので、中世神祇史上に重要な宸翰である。なお、所蔵者の花岳寺は吉良家の旧菩提寺で、本消息は吉良義冬の寄進と伝えている。

後柏原天皇宸翰御消息〈はく少将宛/〉

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