この行事は、土崎港各町の総鎮守として崇敬されてきた土崎神明社の例祭で、神輿の渡御に合わせて、町内を曳山が巡行する行事である。旧47町内が9つの組に分かれて当番を務める。20日の宵宮では、町内を中心に曳山が曳き回され、神明社に参拝してお祓いを受ける。21日の本祭では、神輿が町内を巡行してお旅所に向かい、各町内の曳山がこれをお旅所前の路上で迎える。巡行中は囃子の演奏に合わせて曳き手の若者や子どもたちが路上で手踊りを披露する。
曳山は、毎年、旧町内を単位に奉納されるが、毎年作り替えられ、その数も年によって違う。また年によっては土崎神明社境内などに置山も作られる。(※解説は指定当時のものをもとにしています)