この行事は、旧城端町の城端神明宮の春の例祭で行われる行事で、獅子舞、神輿、鉾、曳山、庵屋台が町内を巡行する。
4日(指定時14日)の宵祭りでは、神明宮から3台の神輿が御旅所まで渡御する。各山町では曳山と庵屋台を組立て、神像を山宿に飾り付けて公開する。
5日(指定時15日)は、神輿の渡御に続いて、鉾、曳山、庵屋台が巡行する。これらを曳くのは周辺部の農村の人々である。
曳山は、二層四輪形式で彫刻や飾り金具で装飾された漆塗りの豪華なものである。庵屋台は、底抜け屋台形式で、上部の飾りは精巧な作りである。囃子を演奏しながら巡行し、途中随所で若連中により庵唄が披露される。(※解説は指定当時のものをもとにしています)