古伊賀花生〈銘からたち/〉 こいがはないけ

工芸品 / 安土・桃山

  • 東京都
  • 桃山
  • 素地は灰白色の堅い半磁質で、これを高火度で焼しめる。焼成による自然の釉景色となる。胴下半は灰黒色を呈し、赤褐色に焦げた部分もある。背面は茶褐色に焦げ、暗褐色の鉄釉も数条流下している。口は抱え込みとなり、頸の締まり、裾の張った細長い花生で、頸に方形の耳が一双ついている。胴を六角に凹ませ、竪に六本、腰に一本強い篦目がある。口辺一箇所が破損する。
  • 高28.2 口径10.6 胴径16.0 底径13.0 (㎝)
  • 1口
  • 東京都港区白金台2-20-12
  • 重文指定年月日:19560628
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 公益財団法人荏原畠山記念文化財団
  • 国宝・重要文化財(美術品)

伊賀五人男の一つとして珍重されているもので、作行が鋭く強い点では、古伊賀花生中の白眉とされる。

古伊賀花生〈銘からたち/〉

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