工芸品 / 鎌倉
- 東京都
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鎌倉
- 灰白色の半磁胎で紐造り成形し、轆轤仕上げ。上に黄釉をたっぷりと厚くかける。口辺に目跡を四箇遺している。底は平底、露胎で釉溜まりがある。
器形は、口縁が廣く開くが、立ち上がりは低く、裾を絞った比較的大きな広口壺である。文様は胴部に大柄な牡丹唐草文を太い線で力強く回転文風に劃花で表す。山疪が両肩にある。
- 総高28.1 口径16.7 底径14.3 (㎝)
- 1口
- 東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9
- 重文指定年月日:19730606
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 独立行政法人国立文化財機構
- 国宝・重要文化財(美術品)
灰白色の半磁胎で紐つくり成形し、ロクロ仕上げをし、黄釉を厚くかけた比較的大形の壺で、胴部には大柄の牡丹唐草文を力強く描いている。このような壺には宋窯の影響がみられるが、文様・器形には素朴で力強さに満ちた和様化がみられる古瀬戸の優品である。