工芸品 / 平安
内外とも黒漆を施し、外面には土坡に立つ老桐樹とその上を飛ぶ鳳凰、および三本の竹の傍らに岩石を配した模様を白鑞(錫)蒔絵および彩絵で表す。同社に伝来する重要文化財・木造舞楽面の胡徳楽瓶子取にふぞくした道具とされていたものである。数少ない白鑞蒔絵の遺例として、かつ木造瓶子の最古例として重要である。
桐竹鳳凰鏡
桐鳳凰蒔絵唐櫃
籬菊蒔絵机