歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉
扶桑略記は平安時代後期延暦寺僧皇円の撰で、もと三十巻あったと伝えられるが、現在は十六巻を存するのみである。本書はその巻第二十の最古写本で、三括の料紙を綴じた綴葉装で、本紙共紙の素表紙に「扶桑略記第廿」と墨書外題があり、右下に「道範」と伝領記がある。鎌倉時代前期高野山の学僧道範(一一八四~一二五一)の所持になり、高野山伝来の孤本として注目される。
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