大般若経巻第五百二十七 だいはんにゃきょうまきだいごひゃくにじゅうなな

歴史資料/書跡・典籍/古文書 文書・書籍 / 奈良

  • 奈良時代 天平2年 / 730
  • 25.6×919.4
  • 1帖
  • 九州国立博物館 福岡県太宰府市石坂4-7-2
  • 国(文化庁)

本経は、奥書によれば、天平2年(730)3月上旬に書写を始めた大般若経6百巻のうちの1巻で、写経者は平城京右京7条2坊の黄君満侶であることがわかる。官営の写経所以外で書写された数少ないもので、奈良朝写経のありようが窺える貴重な遺品である。巻末にみえる朱書の「句切了、永恩」は、興福寺僧永恩が貞永年間(1232~1233)に本文の句切りを朱点で加えたことを示している。

大般若経巻第五百二十七 だいはんにゃきょうまきだいごひゃくにじゅうなな
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