木造大日如来坐像 もくぞうだいにちにょらいざぞう

彫刻 木像 / 平安

  • 平安中期
  • (形状)胎蔵界の大日如来像。垂(すい)髻(けい)を結う。髻(もとどり)基部に山形の飾りを著(つ)け天(てん)冠(かん)台(だい)(平彫り)を彫出する。髪際はまばら彫り。彫眼で白毫(びゃくごう)相(そう)を表し、三道を彫出する。条帛(じょうはく)、臂釧(ひせん)、腕釧(わんせん)を著け、法界(ほっかい)定印(じょういん)を結ぶ。裙(くん)を著け右足を上にして結跏趺坐(けっかふざ)する。

    (構造)頭体幹部は一材から彫出する。後頭部に内刳(うちぐり)、体部背面に背刳(せぐり)を施す。
    両手は左右とも肩、肘、手首で各矧付(はぎづけ)。それに両脚部を矧ぎつける。
  • 像高 110.9cm
  • 1躯
  • 山形市指定
    指定年月日:20151016
  • 個人
  • 有形文化財(美術工芸品)

木造大日如来坐像

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