萩一戦録 はぎいっせんろく

版画 木版画 / 明治

  • 早川松山
  • はやかわしょうざん
  • 東京都
  • 明治9年 / 1876年
  • 大判錦絵
  • 縦35.8、横72.4(cm)
  • 3枚続
  • 山口県萩市大字堀内355番地
  • 田中家寄贈(田中助一コレクション)
  • 萩博物館

萩の乱の戦闘の様子を描いた錦絵。明治政府の近代化政策に不平を抱く萩の士族は、帰郷した前原一誠のもとに参集する。政府はさらに、廃刀令を布告し、秩禄処分も行うなど、士族の怒りに追い打ちをかけた。明治9年(1876)10月、熊本・秋月の士族挙兵の動きをつかんだ前原はこの機に乗じて決起し、萩の乱が勃発する。前原は挙兵の趣旨に、内政面では地租改正の失敗、士族対策の欠如など、外交面では征韓中止反対などを掲げた。しかし準備不足や、他県士族との連携の見通しが甘かったことから、政府軍にあっけなく敗れた。

萩一戦録 はぎいっせんろく
ページトップへ