黒漆塗謡番組蒔絵鼻紙台
くろうるしぬりうたいばんぐみまきえはながみだい
工芸品 漆工 / 江戸
- 佐賀県
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江戸時代後期
- 木製 漆塗 蒔絵
- 縦18cm 横26.4cm 高さ23.2cm
- 1基
- 佐賀市松原2丁目5-22
- 公益財団法人鍋島報效会
懐紙や楊枝などの手回り品を収める鼻紙台。中段の棚を扇面の形につくり、側面に欄干や御簾を取り付けて寝殿風にするという技巧を凝らしたつくり。
台全体には蒔絵で能楽のモチーフが表されている。例えば、天板に表される「手箱・鈴・中啓」は「三番叟(さんばそう) 」、「牡丹花・赤頭」は「石橋(しゃっきょう)」という能の演目を暗示している。主人公を描かずにゆかりの品々で文様を表す留守文様という手法である。
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