歴史資料/書跡・典籍/古文書 文書・書籍 / 平安
後白河院庁が、永暦元年(1160)5月5日、浄妙寺の訴えによって、伏見庄の庄民らの横領を止め、寺領を返却するように、山城国在庁官人らに命じた下文である。院司の花押が並び、その中に「大宰大弐平朝臣」として平清盛が花押をすえている。 本文書は、現存する後白河院庁下文の原本の中で、早い時期に出された遺例である。院庁下文の典型として古文書学上および院政期社会研究上に重要な史料である。
鳥羽院庁下文〈天養二年七月九日/〉
後伏見院庁諷誦文〈嘉元三年十月二十八日〉
台明寺文書(百七十八通)