書状 正月廿日 「其方事」 しょじょう しょうがつはつか そのほうこと

その他の美術  / 安土・桃山

  • 毛利 輝元  (1553-1625)
  • もうり てるもと
  • 日本
  • 安土桃山時代 / 16世紀末期
  • 紙本墨書
  • 25.8×40.6cm
  • 1
  • 広島県廿日市市大野亀ヶ岡10701
  • 海の見える杜美術館

 宛名は不明であるが、折紙形式の書状を広げたまま表具したので下部が逆になっている。書き出しに「其方事」とあって目下の者への簡単な内容で、来る二十三日に相違なく罷り出よ、委細は使者の綿貫が申すと達者な速筆で書かれている。
 輝元は元就の孫、織田信長と対立、本能寺の変後は秀吉に属して広島を本拠とし、島津征伐や文禄・慶長の役に従軍。五大老の一人となったが、関ヶ原戦のあとは周防・長門二国に減封された。
(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)

書状 正月廿日  「其方事」 しょじょう しょうがつはつか そのほうこと

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