消息 御姫宛 七月吉日 「此月中ニ」 しょうそく おんひめあて しちがつきちじつ こんげつちゅうに

その他の美術  / 安土・桃山

  • 細川 三斎(忠興)  (1563-1645)
  • ほそかわ さんさい ただおき
  • 日本
  • 安土桃山時代末期 / 16世紀末期
  • 紙本墨書
  • 31.0×46.0cm
  • 1
  • 広島県廿日市市大野亀ヶ岡10701
  • 海の見える杜美術館

 折紙形式で女性宛であるから仮名書きの消息である。
 三斎は細川幽斎の嫡男忠興で室はガラシャ。信長・秀吉に仕え、関ヶ原戦以後家康に従った。和歌・茶道にも秀れ、千利休門下七哲の一人である。内容は目出度い吉報を早く知らせるために三人急使を走らせ、詳しくは政所へ改めて申し上げますと述べている。
 宛名の「御姫」は明らかにしない。初めの「已上」は返し書き(追而書)の無い意である。
(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)

消息  御姫宛 七月吉日  「此月中ニ」 しょうそく おんひめあて しちがつきちじつ こんげつちゅうに

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