青磁牡丹文水注 せいじぼたんもんすいちゅう

工芸品 陶磁 / 

  • 東京都
  • 明 / 15世紀初
  • 総高34.5㎝、身高31.5㎝、口径8.0㎝、底径11.2㎝、胴径19.5㎝
  • 1口
  • 東京都台東区上野公園13-9
  • 重文指定年月日:
    国宝指定年月日:
    登録年月日:20130617
  • 登録美術品

 15世紀初めに龍泉窯で製作された水注である。
 下膨れの胴に、湾曲した長い注口と屈曲した把手がつき、総体に濃い暗緑色の青磁釉がかかる。宝珠形のつまみのついた蓋がつく。胴には如意頭形に縁取りした窓の中に牡丹花を彫り表し、窓の周りは唐草文で埋めている。頸部には蕉葉文、底部には蓮弁文を表している。
 いわゆる天龍寺青磁の典型作で、古く我が国にもたらされ、旧状をよく保つ作品として、重要な作品である。

青磁牡丹文水注 せいじぼたんもんすいちゅう

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