絹本著色 教如上人像 けんぽんちゃくしょく きょうにょしょうにんぞう

絵画 / 江戸

  • 愛知県
  • 江戸初期 / 1603
  • 絹本著色・軸装
  • 縦96.5㎝×横39.5㎝
  • 1幅
  • 安城市安城町城堀30
  • 安城市指定
    指定年月日:20111103
  • 有形文化財(美術工芸品)

小紋高麗縁の上畳に、左斜めを向いて坐し、黒衣墨袈裟を着け、右手を上にして両手で数珠を持つ教如の姿を描く。本図の裏書から、慶長8年(1603)に教如より空臨寺の明宗に下付されたことが知られる。また「寿像」とあり、教如生前の像を描いたこともわかる。慶長7年に本願寺は東西に分立しており、教如は東本願寺の第12世(初代)となって教団の確立に努めていた時期でもあり、本図下付の経緯を考えるうえでも興味深い。

絹本著色 教如上人像 けんぽんちゃくしょく きょうにょしょうにんぞう
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