彫刻 能楽 / 江戸
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江戸前中期・17~18世紀
- 縦21.5 幅13.7 高8.0
- 1面
- 渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 国立能楽堂
- 収蔵品番号 NM69
- 独立行政法人日本芸術文化振興会
- 未指定
「山姥」は能〈山姥〉の専用面。姥とはいうものの、皺を一本も作らず、目と歯には金色を施して、超人的、神秘的な異界の存在であることを示している。面裏の額には、世襲面打家越前出目家四代・出目満永による「満永(花押)」の朱漆書きがある。
「紅地麻葉繋花車模様縫箔」(国立能楽堂蔵)とともに伝わったとされ、土佐藩主山内家から明治維新後に高知城下屈指の豪商・川崎家へと伝来していた可能性がある。