別府細工 べっぷざいく

工芸品 金工 / 江戸

  • 広瀬清八・茂十郎親子
  • 岐阜県
  • 江戸後期 / 不明
  • 蝋型鋳物細工・梯子燭台
  • 高さ70cm、台座径25cm
  • 2点
  • 岐阜県瑞穂市宮田300-2
  • 瑞穂市指定
    指定年月日:20120327
  • 瑞穂市
  • 有形文化財(美術工芸品)

瑞穂市別府に住んでいた広瀬清八・茂十郎親子が二代にわたって製作したろう型鋳物。
ろう型鋳物とは、蜜蜂の巣から取った蜜ろうに松脂を練り合わせた素材でできた原型から作るもので、やわらかい質感が特徴である。制作の過程で原型が溶けてしまうため一つの型から一つの作品しかできない。
作品には生活用具や唐子がデザインされているものが多く、主に燭台、香炉、文鎮などが作られた。
本作品は、別府細工の特徴をよく表している。また、高さ70cmは、別府細工として最大級で、特に貴重なものである。

別府細工 べっぷざいく

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