灰被天目茶碗(虹) はいかつぎてんもくちゃわん(にじ)

工芸 陶磁 /  / 九州

  • 福岡県
  • (天目茶碗)
     素地は黒褐色を呈する陶胎で、硬く焼け締まる天目形の茶碗。口辺はわずかに内にくぼませ再び口縁を外側に捻り返し、胴はわずかに膨らみをもたせる。腰がすぼまり、…
  • 高6.9 口径12.2 高台径4.4
    (附天目台)高7.8 羽根径15.5 底径7.7 (㎝)
  • 1口
  • 九州国立博物館 福岡県太宰府市石坂4-7-2
  • 重文指定年月日:20120906
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 国(文化庁)
  • 国宝・重要文化財(美術品)

二重に掛けられた釉のうち下釉の色調が白色系で灰色を呈するものが多いことから灰被と呼ばれる。曜変、油滴、玳玻盞とともに唐物天目茶碗を代表するもので、室町時代末期から桃山時代前半に茶の湯の茶碗として重用された。本茶碗も典型的な天目形をなし、黒釉と黒褐釉が見事に発色し、左右に掛け分けられた斜めの釉境が窯変により銀色を呈し、虹を思わせる釉景色を作り出している。これにより「虹天目」とも呼ばれた。
 灰被天目茶碗の中で足利義政所持とされる大名物の一つで、灰被天目茶碗を代表する優品であるとともに、茶道文化史上貴重な遺例である。

灰被天目茶碗(虹) はいかつぎてんもくちゃわん(にじ)

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