絹本著色石田正継像 けんぽんちゃくしょくいしだまさつぐぞう

絵画 日本画 / 安土・桃山

  • 桃山
  • 絹本著色 画絹一副一鋪
  • 縦九九・〇センチメートル 横五三・三センチメートル
  • 1幅
  • 重文指定年月日:20120906
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 宗教法人壽聖院
  • 国宝・重要文化財(美術品)

 本図は妙心寺塔頭壽聖院に伝わる石田正継(?~一六〇〇、石田三成の父)の寿像で、画面上部に同院勧請開山伯蒲慧稜による文禄三年(一五九四)九月の著賛を伴う。 この年九月三日には大徳寺三玄院において正継夫人の葬儀が三成によって執行されており、夫人の逝去が本図制作の契機と考えられ、土佐光吉をはじめとする土佐派有力画人による可能性が高い。著賛者の伯蒲慧稜は妙心寺第六二世、龍安寺第一二世。賛には正継の人となりを評して、才は文武を兼ね、心は聖賢に養うと書き出され、教養ある実直な武人であったことを伝えている。

絹本著色石田正継像 けんぽんちゃくしょくいしだまさつぐぞう
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