堆朱根付杏葉紋金具付胴乱 ついしゅねつけぎょうようもんかなぐつきどうらん

工芸品 その他 / 江戸

  • (根付)玉楮象谷
  • (ねつね)たまかじぞうこく
  • 江戸時代後期ヵ
  • 革製
  • 縦11.5cm 横15.5cm 厚さ4.0cm 堆朱径5.2cm
  • 1個
  • 佐賀市松原2丁目5-22
  • 公益財団法人鍋島報效会

胴乱とは薬・印・煙草・銭などを入れて腰に下げる方形の袋のこと。堂々とした鍋島家の家紋筋杏葉紋の金具をつけた革製胴乱で、元は直正の手回り品と思われる。牡丹を彫漆した堆朱の根付は、銘から讃岐の玉楮象谷の作とわかる。
箱書に「嘉永二年(1849)己酉四月廿三日 拝領 古川松根」と墨書され、佐賀藩士古川松根が、10代佐賀藩主鍋島直正から拝領したものとわかる。松根が記した直正の言行録「古川松根筆記」には、直正は手回り品に杏葉紋を濫用することを好まなかったという一節がある。杏葉紋の特別な扱いを知る松根への拝領品である。

堆朱根付杏葉紋金具付胴乱 ついしゅねつけぎょうようもんかなぐつきどうらん

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