歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉
亀山院(1249~1305)により制定された宮廷関係の礼節を定めた規式書で、弘安8年(1285)12月の成立になる。内容は、路頭礼と書札礼とからなる。路頭礼は洛中の街頭で行き会った時の相互の挨拶の仕方を定めたもので、書札礼は書状を作成する際の礼式を規定したものである。 本書は最初の公的な作法礼節であり、料紙に弘安4年具注暦を利用している。成立後間もなく書写された鎌倉時代後期になる最古写本であり、貴重な遺例である。
釈氏往来
簸河上
拾遺抄