坂戸の大宮住吉神楽 さかどのおおみやすみよしかぐら

民俗 無形民俗文化財

  • 選定年月日:20100311
    保護団体名:大宮住吉神楽保存会
    公開日:毎年2月23日、4月3日、11月23日(選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
  • 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

 坂戸大宮住吉神楽は、鈴や幣束などを手に持つ舞や、神話を題材にした黙劇で構成される関東地方の神楽の一つであり、一演目中に儀礼的な所作を中心とする古風な要素と、演劇的な要素の両方を合わせ持つ点に特色がみられる。
 本件は、坂戸市大字塚越で伝承される神楽で、大宮住吉神社の祭日に、神社境内の神楽殿において演じられている。
 22演目を伝え、神話に題材をとる演目のうち12演目を「十二神楽」として区別する。神楽は、儀礼的要素の強い『六合堅固【りくごうけんご】(翁【おきな】)の座【ざ】』で始められ、幣を持って四方を祓う『悪魔祓【あくまはら】い』で終わる。
演目は「出」「お神楽(神楽舞)」「各座の仕事」「入り」の四段構成を基本とする。「出」と「入り」は舞人の登退場に相当する部分で、「お神楽(神楽舞)」は四方を意識した儀礼的な舞が、「各座の仕事」では黙劇が演じられる。
 関東地方の神楽を考える上で貴重なものである。
(※解説は選択当時のものをもとにしています)

坂戸の大宮住吉神楽

ページトップへ