木造阿弥陀如来及び両脇侍立像
 附 観音菩薩像内納入品
    阿弥陀如来印仏       十五枚
   勢至菩薩像内納入品
    阿弥陀如来印仏 包紙添   十一枚
     内一枚に弘安八年二月の記がある
   阿弥陀如来像内納入品(追納)
    一、台座光背寄進状 包紙添  一通
    一、位牌           一柱
もくぞうあみだにょらいおよびりょうきょうじりゅうぞう

彫刻 木像 / 明治

  • 未詳
  • 広島県
  • 鎌倉時代(弘安8年〔1285〕) / 1285
  • 檜材,寄木造,金泥塗り,截金,玉眼嵌入
  • 阿弥陀如来立像(中尊) 像高:98.9cm  髪際高:91.8cm
    観音菩薩立像(左脇侍) 像高:66.3cm  髪際高:55.8cm
    勢至菩薩立像(右脇侍) 像高:66.4cm  髪際高:55.7cm
  • 3躯
  • 尾道市東久保町8-40
  • 広島県指定
    指定年月日:20191021
  • 宗教法人西郷寺
  • 有形文化財(美術工芸品)

 尾道の時宗寺院・西郷寺の本堂本尊として伝来。同寺は,正慶年中(1332-1334),時宗遊行六代他阿一鎮(1227-1355)の開基と伝えられ,本堂(重要文化財)は,遊行七代で当寺二代託阿(1285-1354)が文和2年(1353)に建立したものである。
 本三尊像は,足利尊氏の念持仏と伝えられ,西郷寺の創建もしくは本堂建立の時期に造像されたものと考えられてきたが,平成25・26年度に実施された保存・修理事業において,観音菩薩立像と勢至菩薩立像の像内に納入品(紙本)があることが確認された。紙本には阿弥陀如来の印仏が押捺されており,そのうちの一つに,弘安8年2月18日の墨書が記されていた。納入品は造像当初のものとみられ,本三尊像は弘安8年(1285)に造像されたものと考えられるに至った。
 元禄5年(1692)修理か。昭和41年5月に尾道市重要文化財に指定。

木造阿弥陀如来及び両脇侍立像<br />
 附 観音菩薩像内納入品<br />
    阿弥陀如来印仏       十五枚<br />
   勢至菩薩像内納入品<br />
    阿弥陀如来印仏 包紙添   十一枚<br />
     内一枚に弘安八年二月の記がある<br />
   阿弥陀如来像内納入品(追納)<br />
    一、台座光背寄進状 包紙添  一通<br />
    一、位牌           一柱<br />
 もくぞうあみだにょらいおよびりょうきょうじりゅうぞう

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