木造地蔵菩薩立像 もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう

彫刻 木像 / 平安

  • 愛知県
  • 平安後期
  • 檜。割矧ぎ造り。彫眼。漆箔。截金。頭体幹部は一材から彫出。体幹部を前後に割矧ぎ、内刳りを施す。頭部は割り首をせずに、体幹部の前面材につながる。肉身部・沓の金箔・両手先・宝珠・銅製の瓔珞と錫杖・光背・台座は後補。截金文様(麻の葉文、菱形文、籠目文、宝珠、蓮華の花・葉等)も後補とみられるが、中世(13世紀半ば頃)まで遡る可能性がある。
  • 本体像高 48.5cm
  • 1躯
  • 愛知県春日井市大泉寺町1028-4
  • 春日井市指定
    指定年月日:20190222
  • 宗教法人退休寺
  • 有形文化財(美術工芸品)

退休寺は、正保元年(1644)に尾張藩士小野沢五郎兵衛によって創建された浄土宗寺院で、本像は本堂の小型の厨子の中に安置されている。本像造立に関する資料は一切伝来しておらず、像の由緒や退休寺本堂に安置されるようになった経緯等については不明である。

木造地蔵菩薩立像 もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう

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