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『三宝絵詞』の最古写本の断簡。白胡粉地に花菱、亀甲、七宝繋(しっぽうつな)ぎなどの型文様を雲母(きら)で摺りだした唐紙(からかみ)を用いている。保安元年(1120)の書写になり、筆者は歌人の源俊頼と伝える。仮名に漢字を交えた優美な筆跡で、「東大寺切」の名で諸所に分蔵されている。
三宝絵詞断簡 東大寺切「うつくしひの」
伝源俊頼筆
三宝絵断簡(東大寺切 に花こむ経を)
三宝絵
源為憲撰 伝源俊頼筆