三宝絵 さんぼうえ

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  • 源為憲撰 伝源俊頼筆
  • みなもとためのり みなもととしより
  • 平安時代後期 / 保安元年(1120)六月七日書写奥書
  • 中・下巻残巻 唐紙墨書 綴葉装
  • 縦24.2cm 横15.2cm
  • 1帖
  • 重要文化財

若くして仏門に入った尊子内親王のために、永観二年(984)に著された仏教の教養書。伝本が少なく、本書は現存最古のものである。白胡粉地に花菱唐草などの文様を雲母刷りにし、七行の界線を施した料紙を用いている。仮名に漢字を交ぜた優美な筆跡が好まれたため、かなりの部分が切り取られて「東大寺切」の名で諸所に分蔵されている。

三宝絵 さんぼうえ

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