絵画 / 江戸
六玉川は、古来歌枕(うたまくら)として和歌に詠まれた6箇所の玉川(井出・野路=萩・野田=千鳥・高野・調布・三島=砧=擣衣)。「松風の音だに/秋は淋しきに/衣うつなり/玉河の里」の和歌は、『千載集』(巻五・秋歌下)の源俊頼(みなもとのとしより)の作。月下に砧を打つ二人の女性を描く。
紫ジョーゼット地玉川文様繍単衣
六玉川・擣衣玉川・相摸
鈴木春信筆
六玉川模様打掛
作者不詳