その他の美術 書 / 室町
後柏原天皇は応仁の乱の後の乱世に在位したが、文才が豊かで御集『柏玉集』や、日記『後柏原天皇宸記』を残した。本作は、永正6年(1509)の新年の歌会始めのもの。天皇は能書(書の巧みな人)として知られ、後柏原院流の祖として尊重された。
後柏原天皇宸翰懐紙(月多遠情・海辺擣衣・松葉不失)
和歌懐紙
後奈良天皇筆
著到懐紙(五月雨晴)(中ニ後柏原・後奈良天皇ノ宸翰アリ)