花野谷古墳群出土品 はなのたにこふんぐんしゅつどひん

考古資料 金属製品類 / 古墳

  • 福井県
  • 古墳時代前期~中期 / 301~500
  • 古墳出土品(鏡、装身具、武具、工具、勾玉、管玉、臼玉、鉄剣、鉄刀、鉄鏃、弓等武器・武具、鋤先、刀子、鎌等の農工具、土師器、須恵器)
  • 一括
  • 福井市渕4丁目748
  • 福井県指定
    指定年月日:20190322
  • 福井市文化財保護センター
  • 有形文化財(美術工芸品)

花野谷古墳群は、福井市花野谷地区に所在し、10基からなる古墳群である。このうち花野谷1~3号墳については、平成12年度に発掘調査を実施。1号墳は直径20mをはかる円墳で、銅鏡(中国製の連弧文銘帯鏡・三角縁神獣鏡)をはじめ、勾玉や管玉、ガラス玉、漆製品、鉄剣、鉄鏃、刀子)等が副葬品として出土した。三角縁神獣鏡は、県内では完全な形で発見されているのは本品のみである。古墳の築造時期は、古墳時代前期前半(4世紀前半頃)と考えられる。2号墳は、全長19mの帆立貝式の前方後円墳で、銅鏡(乳文鏡・内行花文鏡)をはじめ、1万点を超える臼玉や、勾玉、管玉、鉄剣、鉄刀、鉄鏃、鉄斧、竪櫛等が副葬品として出土した。古墳の築造時期は、古墳時代中期後半(5世紀前半頃)と考えられる。3号墳は直径12~13mをはかる円墳で、鉄刀・鉄鏃・鉄斧・砥石等が副葬品として出土した。古墳の築造時期は、古墳時代中期後半(5世紀末頃)と考えらえる。

花野谷古墳群出土品

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