絹本著色円観像 けんぽんちゃくしょくえんかんぞう

絵画 日本画 / 鎌倉

  • 滋賀県
  • 南北朝 / 1356
  • 絹本著色掛幅装
  • 縦115.2cm、横54.0cm
  • 1幅
  • 大津市御陵町2番2号
  • 滋賀県指定
    指定年月日:20181017
  • 宗教法人西教寺
  • 有形文化財(美術工芸品)

本図は、椅子に坐した円観の姿をあらわす。頭巾を被り、右手で三鈷(さんこ)杵(しょ)と念(ねん)珠(じゅ)、左手で如意(にょい)を持ち、正面の前机(まえづくえ)に柄香炉(えごうろ)と経典を置いた説戒(せっかい)(戒律を説く姿)のスタイルで描かれる。画面上部には、弟子の恵澄(えちょう)による賛が記される。賛の年紀から、本図は延(えん)文(ぶん)元年の初秋すなわち円観の死去(延文元年3月)から時を隔てずに描かれたことがわかる。

絹本著色円観像 けんぽんちゃくしょくえんかんぞう
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