その他の美術 書 / 平安
平安時代に入ってから『大般若経』の崇拝は盛んとなり、貞観年間(859~877)には、その書写や転読が行なわれました。これは前上野国大目(さきのこうずけのくにだいさかん)であった安倍小水麻(万)呂が災害や悪疫などの除去を願って、貞観13年(871)に『大般若経』600巻を供養したものです。
大般若波羅蜜多経巻第四百八十四(小水麻呂願経)
大般若経 巻第二百二十一(安倍小水麻呂願経)
写経断簡「大般若波羅密多経(巻第百三十九)」