木造猿田彦面 もくぞうさるたひこめん

工芸品 漆工 / 江戸

  • 不明
  • 宝暦3年(1753) / 1799
  • 木造、檜材。大振りの猿田彦面で、顔全体の彫りが深く、眉を太く吊り上げ、口を大きく開け、鼻(寄木)は真っ直ぐ長く前に伸びる。全体に赤漆を塗り、頭部の乱れ髪・眉・髭・顎鬚などは黒漆で線描する。相貌を能面シカミ風につくってある。眼は銅板を填め込み、その上に銅丸の瞳を重ねる特殊な形式。歯は黒漆上に金箔を押す。
  • 縦24.0cm/横17.8cm/高さ25.8cm
  • 1面
  • 鯖江市指定
    指定年月日:20120427
  • 有形文化財(美術工芸品)

舟津神社は『延喜式神名帳』記載の「丹津神社」に比定される古社で、北陸鎮護の社として篤い崇敬を受け、享保5年(1720)の間部氏転封後は鯖江藩主間部家に祈願所とされた。本殿を初め赤鳥居・大鳥居、広大な社叢など数多くの文化財を保有する。

木造猿田彦面 もくぞうさるたひこめん
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