その他の美術 書 / 南北朝
四隅を唐草型文様で縁取りした舶載【はくさい】の蝋箋【ろうせん】に『白氏文集【はくしもんじゅう】』巻第51から、「題霊巌寺」「花前歎」の2篇の詩を書写しています。小野道風筆との伝称ですが、南北朝時代の書写と推定されます。“霊巌帖”“淀屋道風【よどやとうふう】”とも呼ばれます。
白氏文集断簡(絹地切)
伝藤原佐理筆
白氏詩巻断簡(絹地切)
伝小野道風筆
新楽府断簡 臨小野道風