太刀 佩裏名 備前國住人景安作
たち はきうらめい びぜんのくにじゅうにんかげやすさく
工芸品 / 鎌倉
-
景安
- かげやす
- 備前国(岡山県)
-
鎌倉時代前期
- 姿は鎬造、庵棟、磨上げてはいるが腰反りがやや深く残り、中鋒。地鉄の鍛えは板目肌立ち地沸がついて地景が細かに入り、乱れ映りが立ち、飛焼が入る。刃文は直刃調に小沸厚く付いた小丁子乱れが交じる。茎は磨上げてやや刃上栗尻、目釘孔2つ。
- 刃長2尺4寸3分半(73.6cm)/反り6分3厘(1.9cm)
- 1口
- 茨城県土浦市中央1-15-18 土浦市立博物館
- 土浦市立博物館
- 重要美術品
景安は古備前派と一文字派に同名がおり、「備前国景安」の5字銘を切るものを古備前派、「景安」の2字銘を切るものを一文字派とみる説はあるが定かではない。本刀は8字銘であり特異な作である。地刃の出来と姿から鎌倉時代前期の古備前派の作と考えられる。代金子拾枚折紙付。